この本はいわば、与沢さんが若い自分へ向けて書いたお金にまつわる人生のアドバイス。
これから、お金持ちになりたい人や、今お金持ちになりつつある人が読むべきものだと思います。
欲望のブラックホール
本の序盤で、私は目が覚めました。
顔をビシバシと叩かれているような感覚を受けました。
本を読んでそんな感覚になるのは初めてのことでした。
人間は欲深い生き物で、私ももれなくそうです。
お金を得て何がしたいのか、本当の意味での幸せとは何か。
お金持ちだからわかること、書いてくれています。
与沢さんの良いところ
こうゆうビジネス本だと、「結婚は相手が金持ちの場合はOK」だとか、「家を買うのは損失」だとか、そうゆうことを書かれる場合が多いです。
けれど、与沢さんは奥様を愛しているし、息子さんも愛しているし、そうゆうところがすごく良いと思いました。
主人にこの本を読ませても、自分の気持ちとの矛盾や、離婚をしようと思う変な考えも持たないでいてくれるであろうと思います。
この本の欠点
与沢さんは熱い男ですね。
文章から気持ちは伝わってきますが、主語述語、文脈のつながりなどがおかしい部分もちらほら。
そして簡単な文章や簡単な意味なのに、難しい用語が使われていたりします。
私からしたらさらっと読みやすい文章でしたが、ここ間違ってるな〜とか、え?この続きはどこ?なんて思う箇所もありました。
感想
結局本を読んでも、行動しなければ意味がないし、本で人生の先輩に失敗しないように教えてもらっても、自分で失敗してみないとわからないということ。
行動をこうしなさい、とか命令するのではなく、読者に委ねるところが良いなと思いました。
そして、与沢さんのようにめちゃくちゃお金持ちにならなくても、平凡な生活がしたい人はそれでも良いのかなとも思いました。
普通に3500万円の家を35年ローンで買って中途半端なお金持ちで生きてもそれも幸せなのかな。と思えます。
今の時代ならギリギリ逃げられるかなと思いました。
今後はわかりませんけどね。
本を読んで、やる気が出て行動に移せたら、もう本を読んだ価値はあるということになります。
そうゆう意味でもやる気を出させてくれる良本でした。
購入のきっかけ
本は情報です。
情報は早い方が良いと思い、こちらの本が出された瞬間に予約して購入しました。
私は全然与沢さんのことは知りませんでした。
できれば主人に読んでもらいたかったのですが、読書嫌いの主人は数十ページで脱落してしまっています。
はぁ、お金持ちの真理に近づいてくれたら良いのに。
私が頑張るしかないな。