結果は5日でマイナスー5キロ!
1人ぼっちで山にこもり、断食をしました。
それはつらい山の修行でした。
何故こんなことになったのか
普通にダイエットでゴールデンウィークに断食をしようと思っていました。
山ではなく家でなんとなくファスティングしようと思っていたのです。手帳に、軽々しく断食と書いていた私。
それを見た知り合いの方に、「家で断食なんて絶対無理。なんか食べる。」と言われ、その人に紹介してもらったのがきっかけで山の修行をすることになりました。
確かに、家で断食しようとしてもついついなんか食べちゃいますね。
紹介されたのはお寺の住職さんでした。私有地の山を持っていて、お坊さんが修行する時に使います。
実際にやったこと
まずは、山のふもとにある旅館へ行きました。
そこから山を登ります。5日分の荷物を持って登るのは大変でした。
そしてバンガローみたいなボロボロの家があるのでそこを使えるように整備します。
扉の前の土を掘り返して扉が開くようにし、置いてある湿気をたっぷり吸った布団を干し、川の水を取る所の苔などを綺麗に擦り落とし、置いてあるゴザを干し、とりあえず生活ができるようにします。
そうして、山の上まで送ってくれた人は帰って行き、1人ぼっちが始まりました。
てか、私は虫が怖いです。虫めっちゃ怖かったー。
5日間山にこもり、その後、山を降りたら、旅館で迎えが来るのを待たせてもらいました。
旅館のお風呂にも入らせてもらいました。5日間お風呂にも入れなかったのでそれは辛かったですね。
山の生活
朝はお香をたてる。
水を汲みに行く。
歯磨き(歯磨き粉は使いません)
読書(本をたくさん持って行きました。重かった。)
瞑想
歌をうたったりもしました。
食べないこと以外は自由だったので暇でした。
いろんなことを考えたりしました。
5日間の中で1日だけ雨が降った日がありまして、その日はバンガローにこもりきりでした。
断食が終わる日に山を降りる為の準備として、火をおこして、鍋で米を炊きました。
5日ぶりのご飯・・・お、お、おいしーい!!!!!!!!!
お米の甘み。
おそらく、人生で一番美味しいご馳走だったでしょう。
持って行ったもの
- 懐中電灯(無いと危ないからと旅館の人が貸してくれました)
- 8時間耐久ロウソク
- ライター
- ペットボトル
- スマホ(緊急用で電源は切ってました)
- 本
- スケッチブック
- 寝袋
- レジャーシート
- タオル
- 歯ブラシ
- 化粧水
- ティッシュ
- 米、梅干
時計を持って行ったら良かったかなあと思いました。
ギャラリー
景色が良かったです。
寝泊まりした掘っ建て小屋
見えにくいですが、真ん中のやつにロウソクを灯すとぼやーっと光って、夜の目印になってくれました。


お釈迦様の骨が埋まっている塔。

毎日お香をたてに行きました。

瞑想スポット

いろんなところにお地蔵様がおります。

この水を飲んでました。
感想
5月と言うこともあって山は寒かったです。
時計もなく、時間の感覚もありませんでしたが、おそらく12時にどこかからチャイムの音がして、そこで人間界との繋がりを感じて安心しました。
夜、怖くて眠れずに、朝、白み始めるとようやく眠れました。
夜はろうそくの火をめがけてか、虫がすごいくるのです。
2日目で着ていたパーカーがぶかぶかになるのを感じたましたし、4日目はもうフラフラでした。
途中でなぜ、こんなことをやっているのかなーと疑問に思い、泣きました。
太っていても健康で、彼氏もいて、仕事も充実していて、食べたいときに食べたいものが食べられるのに。
別に、一人になりたい理由なんてないのに。寂しかった。
虫に話しかけたりしました。
名古屋中の食べたいお店を、持っていったスケッチブックに書き出しました。この断食が終わったら、絶対に食べに行こうと思いました。
山にこもって断食しても別に中身が変わるわけじゃない、私は私でした。
足元を気にしながら、山を降りて、光り輝くコンクリートをみたとき、嬉しかった。コンクリートは足元を気にしなくても歩ける!なんて素晴らしいんだろう!と思いました。
道路で、トラックとすれ違い、人だ・・・!と思いビクッとしました。
断食が終わった時は全てに感謝でした。本当にありがとうと言う気持ちでいっぱいになりました。
終わりに
山での断食はやって良かったです。経験になったから。
でももう二度とやりたくないです、辛すぎた。若かったからできたと思います。当時26歳かな。
もし断食、するならテレビや雑誌が完備されてるところで、快適にやりたいですね。
すぐにリバウンドしましたよ・・・